過酷な減量！？　 | 　４０代から始めるボクシング　

ライトウェルターからライト級に

試合まであと１カ月になった頃、順調に体重も落とし、すでにリミットの６４ｋｇをわずかですが下回っていました。

後は、練習あるのみ、ところが、予想もしないことが起こりました。

なんと、試合が決まっていた相手が現場でけがをして出場できなくなったらしいのです。（相手は大工の見習いだったそうです）

せっかくここまで練習してきたのに・・・。

落胆した僕にジムの会長は、こんな提案をしました。

「もう１階級落とせば、ライト級に試合が決まっていない相手がいるけど」

なんと試合まであと１カ月しかないのに、さらに４ｋｇの減量をしろというのです。

「無理ならムリでもいいよ。でも相手がいなくなっちゃうよ」

なんとも無慈悲な提案です。

しかし、ここまでの努力を無駄にしたくなかった僕は、さらに１階級落として試合に出ることにしました。

あと１カ月で４ｋｇの減量

できなければ試合に出られない・・・

プロでもない４０代後半のおっさんが初めての試合で２階級も落とし、試合に出場するなんて。

（力石徹かよっ！！）

まあ、もともと少し太り気味だったので、そんなに無茶な減量では無いのですが、そうはいっても短期間で４ｋｇとなると練習だけでなく食事制限もしないと当然落とすことはできません。

この頃の食事メニューはこんな感じです。

朝：普通にトーストとゆで卵、コーヒー

昼：仕事中なのでほとんど外食。特に変化なしですが、揚げ物、油ものは基本的に注文しない。
　　たまに弁当屋の弁当のときは、揚げ物しか無いので衣を剥いで食べてました。

夜：家での食事はブロッコリー、キャベツ、トマト、白菜、ささみ、鳥の胸肉（脂身の部分は、捨てます）枝豆、豆腐、これらのローテーション。どれも味付けは塩のみ。

あと、仕事の関係で付き合いも多かったので、飲み会の席では仕方なくサラダばかり食べてみんなに笑われました。（笑）

試合まで１週間となり、体重は６１ｋｇになりました。

あと１ｋｇ。

当たり前ですが、最初の６８ｋｇから４ｋｇ落とすのと６４ｋｇから４ｋｇ落とすのではしんどさが違います。

万が一のことを考えるとあと１．５ｋｇくらいは、落としておきたいところ。

１週間で１ｋｇ。

今までと同じ生活では、たぶんこれ以上落ちません。

最後の１週間は、日常の練習＋１時間、２時間の自主練習をすることにしました。

というのも僕は自営業なんで比較的時間が自由に使えます。

お昼ごはんを食べてから、午後に河原に行って練習なんぞしていました。

まるでロッキーになったようですが、いい年したオッサンが河原でシャドーやってるなんてばかじゃねえの？と人に見られるのがイヤで橋の下の薄暗いスペースで練習をしていました（笑）